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2006年11月24日 (金) | 編集 |
世にも美しい数学入門
世にも美しい数学入門


友だちに借りて読む。
「月、好きだと思うよ」って。
よくお分かりで。
こういうの嬉しいなぁ、よく好みを知ってくれている。
内容もたくさん刺激されるところがあって、めっちゃめちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。
こんな面白い本を貸してくれてありがとう。
重ねて感謝。

さて、内容はというと。
数学者の藤原雅彦(「国家の品格」が話題)と作家の小川洋子(「博士の愛した数式」など。読んだことない…)の対談。
数学の素人である小川さんが藤原さんに質問をする、藤原さんが数学ってこんなところが素晴らしいのよと答える。

数学というのは実学ではなく、いつ役に立つか分からないもの。
数学者が見つけた定理は、何百年もたって突然、初めて何かの役に立ったりするのだけど、そんな風にして残る定理というのはとても美しい。
逆に醜い定理は残らない。


とにかく美しいということが繰り返し述べられている。
そういえば、中学のときの隣のクラスの数学の先生は、問題を解くときの心構えとして、「早く、正しく、美しく」と言っていたそうな。
この先生もかなり天才肌な感じだったらしいのだけど、通じるものがあるのだろうか。

天才数学者の生まれる環境というのは美しいものだ。
インドの天才数学者ラマヌジャンはチョーラ朝時代の美しい寺院に囲まれて育った。


「国家の品格」でも同じようなことを言っていたな。
自然、芸術とか、本書だと宗教心とか伝統とか、即物的でないもの、精神性の高いものを尊ぶ心が…なんて言うのかな、天才とかそういった人間を生むという。
同感。
どうも即物的な学問というか実学偏重だし、小学生に英語を教えようとか、金融を教えようとか、もう何を言ってるんだという感じ。
天才かどうかは別として、“高い”人間を作ろうと思ったら、“無用の用”みたいなところを仕込むべきでしょう、と。
素養を幅広く持たせてやれば、あとは勝手に開花するだろ、と思うんだよなぁ。
すぐに効果は出ないような養育をしてやりなさい、と強く思う。
無駄をやれというんじゃなく、“無用の用”を大事にしてほしい。
即物的なことしか学ばない人間は視野が狭くなるでしょう。
…っと、後半は僕の個人的な意見。

ゼロを発見したインド人の偉大さ。包容力。
また、アラビア数字と呼ばれているのも、元をたどれば“インド数字”である。


ここのくだりの話をする前に、欧州というのは、産業革命までは、世界の後進国であったということを認識しておかなきゃいけない。
先進国は、中国、インド、アラビア世界。
4000年遡って歴史を見てみたとき、欧州、主に“西側諸国”が先進国となった期間は、300~400年間に過ぎない。
もう一つ、世界の覇権はぐるぐる回っているということも、併せて認識しておかなくちゃいけない。

で、なんだっけ。
インドの偉大さか。
忘れちゃった。
とにかく偉大なのさ。


最後に。
あとがきで感動した。
あとがきで感動って珍しくないか。
っつうことで、最初から最後まで、これっぽちも飽きることなく読めました。
多謝多謝。



* * * * *
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コメント
この記事へのコメント
ラマヌジャンはすごい
TBありがとうございました。
数学者をとりまく環境がじつはすごいんだ、というのが印象的な本でした。
とくにラマヌジャンはすごくて、インドの懐の深さはすごいなあ、ととっても思いました。
2006/11/26(Sun) 20:34 | URL  | ハムりんの読書 #-[ 編集]
こんにちは♪
 リンク&TBどうもありがとうございました。
 こちらからもTBさせていただきました。
 よろしくお願いします。

 ほんとに、美しさというものが繰り返し謳われていましたね。
 数学が苦手な私にさえ、とても魅力的に映りました。
2006/11/27(Mon) 16:56 | URL  | miyukichi #ubwH2qN2[ 編集]
ハムりんの読書さん、miyukichiさん
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、インドの懐の深さとか、美しさとか、そういったものの魅力を教えてくれる本だったと思います。
藤原先生の他の本も読んでみたくなりました。
2006/11/28(Tue) 14:51 | URL  | 月 #JalddpaA[ 編集]
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