2015年11月18日 (水) | 編集 |
最後のトリック (河出文庫)
最後のトリック (河出文庫)深水 黎一郎

河出書房新社 2014-10-07
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ネタバレあり。

島田荘司が解説を書いているので期待して読んでみた。
読みやすくはあったが、タイトルほどのインパクトではない。





ミステリーにおいていろんなトリックが使い尽くされ、残るは読者が犯人というものしかない、という話。

友人の連帯保証人になった香坂誠一が、別の友人であり作家である私に手紙を送ってよこす。
(香坂と私が友人であることは物語後半で明かされる。)
トリックをあげるからアイデア料として2億円で取引しないかと。
そんなバカな話はないと思いつつ、魅力を感じずにはいられない。

一方で麻薬取引で外国人が遺体で発見される。
容疑者が香坂で、警察がやってくる。

香坂は人に文章を読まれると、それを敏感に感じ取り体調が悪くなるという“能力”の持ち主だった。

自殺では保険金がおりず、妻子に金を残せないので自然死に見えるよう、作家である私に手紙をよこし、自分の過去の恥ずかしい思い出をさらし、それを私が連載小説にすることで、世の人に読まれ、よって体調悪化の末に死ぬという計画だった。

だから、香坂の文章を読んだ読者が犯人なのだ。

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