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2015年07月02日 (木) | 編集 |
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)
宮部 みゆき

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)
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宮部みゆき。
久しぶりに長編を読む。

ネタバレを含む備忘録としてのあらすじは後ろの方に。

ミステリーというよりヒューマンドラマのような読後感。

これを映画にするというのだからかなり大変だろう。
宮部作品の映画化というと「模倣犯」が浮かんでしまうが。
なんにせよ、宮部作品は登場人物が多いのと、個々の描写が多いので、、、そのために長編化しがちだがそういう描写があればこそ感情移入しやすいとも言える、、、映画化にあたっては多々削るところもあるだろうな。
どんな映画になるか興味深い。










中学生柏木卓也が校舎の屋上から墜落死した。
事故死か自殺か他殺か。
いじめを苦にしての自殺か、いじめの過程での他殺か。
中学校の不良グループ大出俊次らに疑いがかかる。
学校、警察は他殺ではないとの考え。
そんな中、不良グループによる他殺だとの告発状が出される。
保護者、マスコミも巻き込み混乱の極み。
同校生徒の藤野涼子は真実を明らかにするため学校内裁判を行うと表明。
他校でありながら柏木卓也と塾が同じだったという神原和彦が大出俊次の弁護側に、藤野涼子が検察側になって、裁判が始まる。
大出俊次の無罪に進むように展開、藤野涼子も真実が分かればそれで良いとの考え。

物語の冒頭、電器屋のおじさんが店前の公衆電話で様子のおかしい少年を見かけていた。
その描写の後、柏木卓也が死んだ。
電器屋のおじさんが見たのは柏木卓也だというミスリードだ。
宮部みゆきだからそんなことはしないだろうと思いつつ、この点がこの作品のキーになるのだろうと思いつつ、展開が読めずにいた。

電器屋のおじさんが見たのは神原和彦だった。
柏木卓也は自殺をほのめかし神原和彦を巻き込んでいた。
そして最終的に校舎の屋上にたどり着き、神原和彦は柏木卓也を一人にして去る。
柏木卓也の死を知った神原和彦は、しかし事実は明らかになると思っていたがそうはならず、事態は悪い方向にばかり進む。
そこで様子を見に来たときに話し合われていた学校内裁判に加わることにした。

告発状を書いたのは三宅樹理。
大出俊次たちにいじめられていた生徒だ。
神原和彦は、大出俊次の普段の振る舞いが招いたことではないかという尋問をした。
誰かにハメられるような振る舞いがあったのだと。
ハメられたのだから大出俊次は無罪だ、という弁護をしているように見せかけた糾弾だった。
三宅樹理を救うための。

陪審員は、柏木卓也本人による未必の故意による柏木卓也の殺人という結論を出し、かかわった多くの人に一応の決着を見せて終わる。

文庫版の描き下ろしも収録されていて、本編の20年後という設定。
藤野涼子は弁護士になっていて、神原和彦と結婚したような様子。

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