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『信長』
2008 - 03/30 [Sun] - 00:00
信長 新版―「天下一統」の前に「悪」などなし (プレジデント・クラシックス)
堺屋 太一 
by G-Tools
2,30年前に連載されたものを再編集して売り出された単行本。
語り手は、堺屋太一、石原慎太郎、塩野七生、隆慶一郎など。
語り手によって信長の人物像がずれ、一貫性がない。
それが悪いということではなく、ただそう感じたというだけ。
一貫性がなければならないと批判しているわけではない。
堺屋太一と山崎正和の対談、隆慶一郎の執筆稿が良かったな。
塩野七生はローマばかりかと思っていたので、彼女による信長評はその存在自体が興味深かった。
誰の執筆か忘れたけれど、信長はグランドデザインのできる人間だという。
細かいところを得意とするタイプの人ではない、と。
戦略レベルの話は彼にかなうものはいないが、戦術レベルだとそうでもない、といったような。
しかし、信長は最初からトップにいたからその能力を発揮できたものの、同じような資質を持った人間であっても組織の下にいたら上がっていくのは難しそうだな。