平家 (1)平家の躍進、栄華、没落と、源氏の興隆を描く。平清盛は善人か悪人か、などという浅い善悪二元論は無い。政に携わる者に求められるのは結果であって、善意・悪意は意味を持たない。悪意が善果を生むとは考えにくいが、善意が善果を生むとも限らない。器の問題なのだ。人は己の器でしか人を量れぬ、という言葉があったのが印象に残っている。最後はやはりこれでしめておこう。祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす驕れる者も久しからず 唯春の夜の夢の如し猛き人も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
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