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「孫子」と「戦争論」

2006 - 08/28 [Mon] - 00:00

新訂 孫子
新訂 孫子


戦争論〈上〉
戦争論〈上〉


こういうの書いて「好戦的」と思われては困るが、誤解を恐れずに書く。

どちらも兵書。
「孫子」は、紀元前の中国の人、孫武の手による。
孫武の子孫に孫臏という人がいて、彼の兵書は「孫臏兵法」と言われる。
「戦争論」はプロイセンの軍人、クラウゼヴィッツの手による。
ナポレオンと同時代の人である。

世の中に知れ渡っているのは「孫子」の方かも知れない。
ビジネス本などで紹介されているからだろう。
「戦争論」の方がどちらかと言うと具体的な記述が多く、「孫子」の抽象的な論が応用しやすいことが理由と思われる。
実際、「戦争論」を読んでいるときは、かなり想像力を働かせないといけなかった。
「孫子」の方は、「兵は拙速を尊ぶ」、「彼を知り己を知れば百戦危うからず」とか、武田信玄の「風林火山」とか、身近な(?)言葉が多いことも理由かもしれない。

どちらも戦争を勧めるものではなく、戦争は政治の延長にあるというスタンスである。
「戦争論」の方の記述は忘れたが、「孫子」は明確に「兵は国の大事である」と言い、「戦わずして勝つが上、戦って勝つが中、戦って負けるが下」と謳っている。

読むなら「孫子」がお勧め。

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