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2006年07月08日 (土) | 編集 |
文庫版 姑獲鳥の夏
文庫版 姑獲鳥の夏


事件を妖怪の伝記になぞらえて解いていく京極ミステリー第1弾。

とにかく主役の中禅寺(京極堂)がよく喋る。
何ページにも亘って台詞が書かれている。
描写も半端ないのでとにかくシリーズどの作品も分厚い。
本そのものが凶器と化す。
そんなシリーズの第1弾。

“姑獲鳥”は“ウブメ”。
とある医院で20ヶ月妊娠し続ける女、失踪したその夫-そして事件は意外な結末へ-と、こんな紹介がなされている。

学生のころだったか、先輩に当時発刊されていた作品全部借りて一気読み。
その頃は宮部みゆきも読み漁っていた。
大沢在昌も読めば、大極宮制覇。
文字数が多くても十分引き込んでくれるので平気で読めます、大丈夫。



映像化不可能と言われる京極作品。
遂に映画化ということで、去年だったか「姑獲鳥の夏」が映画化された。
見ようと思ったけれど、なんとなく見る機会もなく上映期間は終わっていた。
前書いたけど、たいていの“映画化”には期待していない。
でも、こないだビデオ屋に行ったとき、これを手にとってしまった。
なんだ結局見るのかよ、と自分に突っ込む。

姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション


見てみたらがっかり。
やはり無理がある。
本だから、ぺらぺらめくって読んでいくから、想像力がかきたてられて引き込まれていくのだけど、映像だと分かりづらいことこの上ない。
行間を読むといった作業がなく、ただ受身はだめだ。
トリックというか、謎解きも知っているだけに、そこをどう表現するかという観点でも見たが、特に感動もなく。
ふぅん、で終わり。
残念。
中禅寺役の堤真一、榎木津役の阿部寛は良かったと思う。
関口役の永瀬正敏、木場役の宮迫はいまいち。
彼らの演技が悪いとかではなく、原作のイメージに合わなかった。
堤と阿部はイメージに合った。
そういう意味で。
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